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先物主導による短期的な売買に振らされやすい需給状況に

2022/2/21 8:27 FISCO
*08:27JST 先物主導による短期的な売買に振らされやすい需給状況に  21日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感が強まる相場展開になりそうだ。18日の米国市場ではNYダウが232ドル安だった。米ロ外相が来週会談を予定していると報じられるなか、一時上昇に転じる場面が見られた。ただし、ウクライナ東部の親ロ派指導者が一部住人をロシアに避難させたとの報道や、ウクライナ分離主義者がドネツクで車が爆破されたと報じられるなか、3連休を控えた持ち高調整の動きが強まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比245円安の26845円。円相場は1ドル114円90銭台で推移している。  シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。ただし、21日の米国市場はプレジデントデーの祝日で休場となることから、海外勢のフローは限られることになり、引き続き薄商いのなかで、先物主導による短期的な売買に振らされやすい需給状況になりそうである。引き続きウクライナ情勢を巡る報道などには敏感に反応することが見込まれる。  また、北京オリンピックが閉会したことから、一段とロシアによるウクライナ侵攻への警戒感が強まりやすいと考えられるため、短期筋の仕掛け的な動きも強まりやすい面はある。ただし、今週末にも米ロ外相会談が行われる予定であることから、ショートカバーの動きも速そうである。また、日本は23日が天皇誕生日の祝日となることから、積極的にはポジションを取りづらいほか、オーバーナイトのポジションは限られるだろう。そのため、大きく売られる場面においては、その後のショートカバーを想定した押し目狙いのスタンスといったところか。  物色の流れとしては、材料株中心となりやすく、個別に材料の出ている銘柄のほか、好決算ながらも需給面から大きく調整している銘柄などへは、打診的な買いも入りやすいだろう。また、地政学リスクへの警戒から、指数の影響を受けづらい銘柄のほか、バリューシフトも意識されるところ。また、地政学リスクに対しては、これまでの防衛関連とされる銘柄への物色よりも、防衛関連の一角との見方から商社や海運株など配当妙味も備えた銘柄などにシフトする動きが強まりやすいだろう。 《AK》