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出遅れているセクターや銘柄へのリバウンドを意識した物色

2017/10/5 8:29 FISCO
*08:29JST 出遅れているセクターや銘柄へのリバウンドを意識した物色  5日の日本株市場は高値圏でのこう着が続きそうだ。4日の米国市場は、9月のADP雇用統計が予想に一致したほか、ISM非製造業景況指数も堅調な内容となり、買いが先行。ただし、高値警戒感が広がっており、NYダウ、ナスダックともに小幅な上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の20665円だった。また、円相場は1ドル112円75銭辺りと、前日からほぼ横ばいで推移している。  米国市場の流れを受けて買い先行となり、その後はこう着感の強い相場展開となろう。ただ、ADP雇用統計やISM非製造業を受けて、週末の雇用統計への思惑も高まりやすく、先高期待の強い相場展開といったところ。北朝鮮情勢を巡る地政学リスクへの警戒のほか、衆院選を控えた政治不安なども高まってきており、模様眺めムードが強い。積極的に上値を追いづらいなか、インデックスに絡む売買が日経平均を押し上げている状況である。  一方で中小型株は高安まちまちとなり、日経平均が連日で年初来高値を更新するなか、手掛けづらさがありそうだ。その為、指数インパクトの大きい値がさ株等の動向を睨みながら、出遅れているセクターや銘柄へのリバウンドを意識した物色になりそうだ。年金資金などが運用難から投資ファンドに資金を向けているとも報じられており、需給状況は良好だろう。  また、中国市場が休場のなか、原油など商品市場は弱い動きとなり、資源関連などは利食い優勢の展開となっている。週末にかけては休場明け後の上昇を意識した押し目狙いの動きが出てきそうだ。その他、スペイン市場が政治混乱のなか、2.85%の下落となっている。欧州の動向にも注視する必要がありそうだ。(村瀬智一) 《AK》