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北朝鮮の核実験を嫌気、もち合いレンジ上限での底固め

2017/9/4 8:24 FISCO
*08:24JST 北朝鮮の核実験を嫌気、もち合いレンジ上限での底固め  週明けの日本株市場は、米国がレーバーデーの祝日で休場となることもあり、商いが膨らみづらいなかで、北朝鮮による核実験の強行を受けた不安定な相場展開になりそうである。北朝鮮は3日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)搭載用の水素爆弾の実験に「完全に成功した」と発表。核実験は昨年9月9日以来、約1年ぶりで通算6回目。これを受けてシカゴ日経225先物は時間外で一時19440円まで下押す場面もみられており、この影響から売りが先行することになりそうだ。  ただし、日経平均は先週の上昇で25日線や26週線を捉えており、短期的な達成感も意識されやすいところである。これまでのボトム圏でのもち合いレンジ(19300-19550円)を突破してきており、このレンジ上限を支持線として機能するかを見極めたいところであろう。この水準での底堅さが意識されるようだと、次第に押し目拾いの流れに向かいやすいだろう。  JASDAQ平均が27年ぶりの高値水準をつけるなど、中小型株物色が活発化している。中小型株の中でも相対的に出遅れている銘柄が選好されやすくなるが、中小型株への関心は引き続き強いとみておきたい。また、現在休会中の米連邦議会が9月5日に審議を再開する。9月末に向けて政府閉鎖といった懸念が次第に強まり、米国の財政運営への懸念がリスク要因になる可能性がある。  しかし、米南部テキサス州を直撃した大型ハリケーン「ハービー」による被害が拡大。ハービーによる自然災害を受けて、被災者支援と暫定予算、連邦債務の法定上限引き上げの法案を組み合わせる公算。これにより、政府機関閉鎖が当面回避される上に、債務上限問題では団結せざるを得ないだろう。(村瀬 智一) 《AK》