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増税再延期、「格付け影響なし」は安心感に

2016/6/2 8:50 FISCO
*08:50JST 増税再延期、「格付け影響なし」は安心感に  2日の日本株市場は、売り先行後は底堅い相場展開が見込まれる。1日の米国市場は小幅に反発している。中国の低調な経済指標を嫌気して欧州株が全面安となり、この流れを受けて売りが先行。しかし、米国の製造業指数が堅調となったことを受けて下げ幅を縮めると、ECB理事会や週末の雇用統計を見据えて買い戻しも入り、大引けにかけて上昇に転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円安の16855円だった。  シカゴ先物にさや寄せする格好から、価格帯別出来高で商いが膨れていた16800-17000円処での攻防となりそうだ。再びこの水準を割り込んでくるようだと、ポジション圧縮の流れが強まる可能性はある。一方でOPECやECB理事会を控えていることや雇用統計の前哨戦となるADP雇用報告を控えていることもあり、ある程度の調整は想定内であろう。嫌気売りというよりはポジション調整といった見方である。  安倍首相は、消費増税の再延期を表明した。これ自体は織り込み済みであるが、米格付け会社のS&Pは、「日本の格付け評価には影響しない」との見解を発表。「今回の延期が短期的な財政収支を弱めるとはみていない」ことを理由に挙げており、この点は安心感につながろう。  その他、米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、多くの地区で人手不足が見られ、賃金も小幅ながら上昇していると指摘し、景気は緩やかに拡大したという判断を示している。米利上げ観測への思惑から円安傾向を想定し、16800円処での攻防であれば、押し目拾いのスタンスとしてみておきたい。  物色の流れとしては昨日のLINE関連のほか、VR(仮想現実)などに関心が集まりそうだ。また、急落が続いているアキュセラ<4589>は本日にも4ケタを割り込んでくる可能性がある。年初からの上昇部分を完全に帳消しにしたことになるが、一方で短期筋の値幅取り狙いの資金が集中することになろう。 《AK》
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眼科領域に特化したバイオベンチャー。加齢黄斑変性向けエミクススタト塩酸塩は糖尿病網膜症やスターガート病向けに開発。白内障向けや遺伝子療法オプトジェネティクスも研究継続。16年12月に三角合併で上場廃止。 記:2017/03/06