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日経平均は反発、想定内のこう着、先高観は強い

2017/5/10 12:14 FISCO
*12:14JST 日経平均は反発、想定内のこう着、先高観は強い  日経平均は反発。60.06円高の19903.06円(出来高概算10億8000万株)で前場の取引を終えた。9日の米国市場は、複数の主要企業決算が好感されたほか、欧州の政治リスクが後退したことが好感され買いが先行。しかし、原油相場の下落が重しとなった。ただ、シカゴ先物が大阪比65円高の19955円だったほか、円相場が1ドル114円台に乗せる場面もみられるなか、反発して始まった。  その後はこう着感の強い相場展開となっているが、19900円を挟んでの底堅い展開。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、過半数を占めている。セクターでは、鉄鋼、情報通信、非鉄金属、電力ガス、機械、電気機器が堅調。半面、金属製品、水産農林、ガラス土石、陸運、不動産が利食い優勢に。  日経平均は2万円を目前にこう着となっているが、決算発表が本格化する中では想定されていたことであり、その中でもプラス圏で推移することで先高観が強いだろう。足元の急ピッチの上昇に対する過熱警戒感もあるが、押し目買い意欲は相当強そうである。また、韓国大統領選で、文在寅(ムン・ジェイン)氏が当選し、北朝鮮に融和姿勢を示すことで注目されるなか、北朝鮮が6回目の核実験を近く実施するとの報道から手掛けづらさはあるが市場は冷静である。  上値追いは慎重であろうが、先高観が強い中では、指数インパクトの大きい値がさ株のほか、決算を手掛かりとした日替わり物色に値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。(村瀬智一) 《AK》