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16800円処の抵抗がこれまで以上に意識されやすくなる

2016/6/2 12:12 FISCO
*12:12JST 16800円処の抵抗がこれまで以上に意識されやすくなる  日経平均は大幅に続落。387.61円安の16568.12円(出来高概算9億9000万株)で前場の取引を終えた。1日の米国市場は小幅に上昇していたが、円相場が1ドル109円前半で推移しているほか、シカゴ先物が大阪比で100円超の下落だった流れもあり、売り優勢のスタートとなった。  しかし、その後も円高傾向が強まるなか、日経平均もじりじりと下げ幅拡大させており、前引け間際には16600円を割り込んできている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの下落。セクターでは水産農林のみがプラスとなり、海運、保険、ガラス土石が3%を超える下落となった。  日経平均はシカゴ先物にさや寄せ後は16800円処での底堅い値動きを想定していたが、円相場が一時1ドル108円台に突入するなど、円高基調が嫌気されている。日経平均は価格帯別出来高で商いが膨れていた16800-17000円のレンジを再び割り込んだことから、需給悪化も警戒されやすい。一目均衡表では基準線、転換線を割り込み、雲上限にタッチしてきている。シグナルが悪化傾向にあるなか、押し目狙いの流れには向かいづらい。  インデックスに絡んだ商いが中心であり、戻りも早そうだが、16800-17000円のレンジを再び割り込んだことにより、16800円処の抵抗がこれまで以上に意識されやすいだろう。週末の雇用統計および、米利上げ時期などを見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、しばらくはテーマ株などの個別対応を余儀なくされよう。(村瀬 智一) 《AK》