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2万円乗せを見極めつつ、次の展開に備える

2015/4/9 12:07 FISCO
*12:07JST 2万円乗せを見極めつつ、次の展開に備える  日経平均は続伸。127.66円高の19917.47円(出来高概算10億2000万株)で前場の取引を終えている。8日の米国市場の上昇や円相場が1ドル120円台で落ち着いた動きをみせていることが好感された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の19875円となったが、高いところでは19915円まで上げ幅を拡大させていることも先高期待につながっている。これにより連日で15年ぶりの高値水準を更新するなか、前場半ばには一時19946.78円と大台の2万円まで50円程度に迫る局面をみせている。  ただ、大台接近で利益確定の売りも出やすいほか、明日にオプション特別清算指数算出(SQ)を控えていることもあり、前引けにかけてはやや上げ幅を縮めている。セクターでは医薬品、不動産、その他金融、小売、水産農林、精密機器、サービス、ゴム製品、鉄鋼などが堅調。一方で、原油先物相場の下落が嫌気された鉱業が2%超の下落。石油石炭、その他製品、繊維、陸運、銀行などが利食い優勢に。  日経平均は2万円の大台にあと50円程度に迫っている。達成感につながりやすいほか、オプションSQを控えていることもあり、慎重になりやすい面はありそうだ。ただし、次回の日銀の金融政策決定会合での追加緩和期待が高まるなか、先高期待は高まっている。良好な需給状況の中ではショートカバーを誘いやすい面もあろう。強いトレンドが続いていた銘柄への利益確定の売りが次第に強まる可能性がある反面、好需給のなかではショートポジションは避けたいところであろう。  市場の関心が日経平均の2万円乗せに向かっていることもあり、新興市場の中小型株物色には向かいづらい面がある。レナウン<3606>の下方修正によってハシゴを外されたことによって、短期筋の需給整理も手掛けづらくさせているようである。まずは、2万円乗せを見極めつつ、次の展開に備える局面のようである。(村瀬智一) 《FA》
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老舗のアパレル。中国企業の傘下で経営再建を目指したが、親会社グループに対する売掛金の回収が不能に。コロナ禍に伴う目下の事業環境悪化も痛手となって民事再生手続の開始が決定。同社株は6月16日付で上場廃止に。 記:2020/05/19